2012年 05月 04日

一ヶ月程前の事、トオルさんの御家族から「ギターに弦を張ってくれないか」とのお電話を貰った。
"トオルさん"は同じ村で弐歳年上の親類縁者。物心ついた頃からダマになって遊んだ仲である。
背が高くオットリ穏やかな人柄なのだが人一倍ユーモアに長けた誰からも好かれる人気者だった。
俺が新潟に戻って楽しく再会したのも束の間...重い々病を患い残念ながら若くして亡くなって仕舞った。
実はトオルさんは音楽大好き人間、ギターを数本所有し自作曲まで演奏する方だったと言う事を俺はトオルさんが亡くなってから初めて知った...。
あれから数年....嬉しい事にトオルさんの御子息がお父さんのギターを僕も弾いてみたいとなりその為の作業だと判った。
預かったギターは丁寧に保管されてはいたものの欠損部品も有りアチコチ手を入れねばならない状態だった....俺ら御用達のプロショップに預ければ雑作無い事なのだろうが時間は掛かっても絶対俺の手でリペアしたかった。
蘇ったトオルさんのギターを手にした御子息に小壱時間手解きをした。手解きも何も唯基本コードを指南しただけの事だ。もしトオルさんが元気だったらトオルさんが大喜びでやっていた筈である。
その万分の壱お手伝いが出来た事が無性に嬉しかった...キレイ事なんかでは断じてない今まで経験した事が無い心持ちなのだ。
身体は亡くなってもそのSOULはずっとずっと受け継がれていくのだと言う事をシミジミと実感させて貰った。





